梅下村塾28期生40名で書いた未来を担う若者に向けた提言と約束です。なぜ2050年、なぜいまから35年後なのか。35年後に現在の子供たちは、ちょうどいまの私たちと同世代になります。子どもたち世代、孫たち世代に負の遺産を残さないために、彼らが充実して楽しい生活を送れるよう、2050年の日本が輝いてほしいという願いを込めています。
タネをまかなければ花は咲かない。
そして花が咲くまでには時間がかかる。
だから35年後をめがけて、いまからタネをまいていきたい。
「こんなタネなら私にもまけるかもしれない。」「日本が咲くためには、こういうタネをまいてはどうか。」この本を読んでそんな会話をしていただけたら幸甚の至りです。
プロローグ -二〇五〇年という未来
霊長類に学ぶ少子高齢化問題
少子高齢化問題を犬山で霊長類と考える
寄ってたかってサポート -出会い・出産・育児を社会みんなで助け合う
新しいおばあさん像 -健やかに生き、納得して逝く
想像する力 -次の世代を創造するために
三冊のノートで始まる「人生ソウゾウしよう」運動
少子高齢化問題の克服 -好循環社会へ
ローカル・イノベーション
三五年前に見えていた地方、いま見えている地方
個性豊かな産業を育む
地方の身近な仕事を考える
地方の個性を支える行政のかたち
魅力的なまちづくりは魅力的な人づくりから
個性や強みを伸ばす「学び」と「働き」
二〇五〇年、「ひと」が輝く社会に
二一世紀型スキルを育てよ
個性や強みを生涯伸ばし続けるために
個性や強みを伸ばす土台を考える
未来の「学び」と「働き」への第一歩を!
混沌世界を行き抜くしたたかな外交・安全保障
成長と混沌のアジア -大国化する中国、小国化する日本
足元を固めて動じない日本をつくる
アジアの世紀をリードする日本
エピローグ -三五年先の日本に伝えたい